複視とは

何らかの原因で神経に障害が生じ、うまく像を結べなくなり、物が、二重に(二つに)見えることを複視といいます。
複視の中には、大きく分けて、片目で見える複視「単眼性複視」と両目で見える複視「両眼性複視」の2種類があります。

単眼性複視

片目で確認した時にものが二重に見えたりする症状です。
この場合は、近視・遠視・乱視などの屈折異常によるもの、または、水晶体に異常がある場合に起こります。

両眼性複視

片目で見たときには複視の症状が現れずに一つになり、両目で見たときのみに二重に(二つに)になる複視を、両眼性複視といいます。

複視の症状

  • ものが二重(二つに)にダブってみえる。
  • 見える範囲が狭くなって人や物とよくぶつかるようになった。
  • 視力が急激に衰えてきた。
  • めまい

などの症状が現れます。

複視の治療

複視の原因はさまざまです。
複視には原因となる何らかの病気があります。単なる目の病気ではなく、何らかの原因疾患が隠れている事が多く、中には脳動脈瘤や脳梗塞など重い病気のケースもあります。
複視が現れたら、まずは眼科を受診し原因を究明することが重要です。