梅雨の時期で、気温も上がり熱中症にも気をつけながらも、コロナ感染に気を付けマスク装用という、いままで経験したことない夏を迎えてますが、いかがお過ごしでしょうか?こんにちは。院長の飯田です。
個人的には、ソーシャルディスタンス保てているところではマスク外し、密集しているところではマスク装着の繰り返し(ちょっとメンドウ( ;∀;))で対応してます。
本日は、【緑内障】という疾患について記載したいと思います。
白内障は、「目の中の水晶体というところが白く濁って視力低下する病気」というのはなんとなく皆さんご承知だと思います。
ですが、緑内障というと、、、
「なんだか、白内障より怖い病気」
「一生、治らないって聞いたことある」
「ずっと、目薬差し続けるんでしょ」
というイメージ先行で病気自体あまりご存じない方が多いと思われます。
そこで、なるべく専門用語使わず、緑内障について説明したいと思います。
今回、知っていただきたいのは1つだけ
『緑内障には急性と慢性があるよ。いわゆる急性緑内障と慢性緑内障では症状、治療が全く異なりますよ。』とだけ覚えてください。
まず、急性緑内障とはまさに字のごとく、急に緑内障が発症してしまう疾患です。正常値である眼圧が9から21であるところ、いきなり50もしくは60近くまで上昇し、目の奥の痛み、吐き気、視力低下を発症する疾患です。
このような、状態になったときは放置しておくと目の奥の視神経に障害をもたらし、視機能にも障害をもたらします。
傾向としますと、まだ白内障の手術を受けていない、60代から70代の方に生じる傾向有ります。このような症状ありましたら、救急外来利用してでも眼科受診をお勧めします。
次に、慢性緑内障。実は医者としても説明難しいのは慢性緑内障の方です。
患者様、ご自身は初期段階ですと痛みも視力低下も感じません。
ですので、発見が遅れる可能性が高いのは慢性緑内障の方です。
健康診断、人間ドック、もしくは他症状で眼科通院されてますと
医師から「緑内障の疑いがありますね。一度、精密検査しましょう。」と説明があると思います。
ただ、「眼科にも行ってない。ましてや、健康診断、人間ドックで目の奥の写真も撮ってもらったことがない。」となりますと発見が遅れるケースがあります。
そのような方に、おすすめしたいのは、片眼ずつ目を閉じて、新聞や雑誌みて中心部分を凝視し、見えにくい部分ないかな?とお確かめください。
ご不安な症状ありましたら一度、眼科受診をお勧めします。
そして、もし緑内障と診断されてしまったとしても、必要以上に怖がることはありません。
現代は、緑内障に対する点眼の開発も進み、手術まで至る慢性緑内障の方は少数派です。
ただし、点眼を続ける必要はあるというのは事実です。
ですが、いまは一日一回点眼すればよいものもありますので、適切に点眼し続ければ緑内障進行は止められる患者様が多数です。
「眼圧いくつだったら大丈夫なの?」「健康診断で視神経乳頭陥凹って書かれたんだけどどういうこと?」・・・・
といったことまで書きますとかなりの長文になってしまいますので今回はここまでとさせてください。
もし、疑問点ありましたら当院では詳しくご説明させていただきますのでご心配な方、ご来院お待ちしてます。 飯田
投稿日:2020年7月5日|カテゴリ:院長ブログ